城中ピエロ

 雨の雫を掴んだら、夢が一つと張り裂けました。
 すっと上を見上げたら、ほら降る夢がまた一つ。

 弾けて飛んで、飛んで弾ける。
 そんな雫を掴んだら。

 水晶宮の、奥の姫様。
 夢を掴めず眠ってる。

 迷路の向こうを探したら
 真っ赤なピエロが飛び出した。

 回って踊り、踊って回る。
 そんなピエロをみつけたら。

 あ、雫、持っていってくれるのかい。
 じゃあ、はいあげる。

 ピエロに雫を渡したら、もうすぐ姫様目を覚ます。

空に恋をした少女は

 空に恋をした少女は
 空に少しでも近づこうとして見上げたよ。

 すー、はー。
 すー、はー。
 綺麗な空気を吸い込んだ。


 空に恋をした少女は
 空に少しでも近づこうとして
 ぴょん、ぴょん、飛び跳ねた!

 ぴょん、ひょっこん
 ぴょん、ひょっこん。

 どんどん跳んじゃえお空はすぐ傍!


 空に恋をした少女は
 空に少しでも近づこうとして
 小さな丘に登ったよ。

 さぁハイキングだ!
 行け、行け、どんどん行け行け!


 それでも少女は足りなくなって  空に少しでも近づこうと、少女は崖から飛び降りた!

 ひゅーんびょんぴょん。
 ひゅーんびょんぴょ。

 どんどん降りちゃえ、あーれ?
 落ちて行くけど、お空はすぐ傍!

当たり前の奇跡

 蛙が跳んだ水溜まりは、
 空を映してただただ揺れた。
 水に映るもう一つの世界は
 静かに雲を流し続けた。
 そこには居ないはずの雲の上の
 神様が水の中で微笑んだが、
 気付いた者など居なかった。

水変化

 朝は落ちゆく露の精。
 昼は優しい雨音で。
 夜は広がる霧だった。

亡骸の晩餐会

そっと触れた涙に 苦しいよと呟いた亡骸
世界の終わりの鐘が響いて 馬鹿らしい晩餐は始まった
割れた月の破片は飛び散る 抵抗する術なぞ考える事さえ出来はしない

貴女と笑い誓い合った 唯一のその約束は忘れない
いつまでも消えないものがあるなら それが僕らの愛であって欲しい

君が居て欲しい
空は青く雲は白く そんな世界で在って欲しい。
僕から見えない所へなんて 守ってあげられない所へなんて
そんな所へ消えないで欲しい 行かないで欲しい。

青い月に共に祈ろう 血塗られた手を次は何色で染めようか。

君が居て欲しい
朝は鳥が鳴き夜は風のざわめきが鳴る
そんな世界で在って欲しい。
君が目を塞いでしまう景色へなんて 笑えない景色へなんて
そんな景色へ変わらないで欲しい 向かわないで欲しい

疲れたでしょう そう嘲笑う声がする
そんな事はない そんな事はないのだと 笑って言う事ぐらいしか僕には出来はしないのだろう。
消えた希望の残骸は揺らめいて 僕の前を何度も何度も行くから

諦めきれぬと笑うのだ 唯一その絶望は消えない
いつかすべて消えてしまうというのなら その中にこの絶望も含まれていて欲しい

それなのに消えてしまう
――消してしまうわけが分からない
それなのに残ってしまう
――残してしまうわけが分からない

手を離してしまってもいい。
ただ君に居て欲しい

君が居て欲しい
共に笑いあう世界でなくていい 泣いていてもいい
それでも君が居て欲しい
君と二人の世界が欲しい

残骸の破片から 失った物の大きさを知る――それさえも。
君と共にならばそれで良かった。

君が居てほしい
君と二人の世界が欲しい
新しくなくていい
誰かの使いまわしでいい
素晴らしいものでなくていい
安物の世界でいいんだ
ただ君が居てほしい
君と二人の世界が欲しい

そして。

そっと触れた 呟いた
その言葉に君は泣き


苦しいよとその亡骸は。

後書

 いやあ、相変わらず趣味に走ってますな。
 いやあ。

 ……まあ馬鹿な事を言ってないで解説をするとですね。
 ある曲(歌詞はついてません。こういう歌は勝手に歌詞が浮かぶ)を聞いた中で、なんとなく出てきた言葉を連ねてまとめたもの。
 どうでも良いけど今日テスト終わったよ!!(てか急に話変えるな。
 この詩のテーマ……っつーのはまあ無いんですが、あげるとすれば「愛」という感じでしょう(まあ友情とか正義論とかの詩ではありませんからね;
 けど、愛という言葉は使いたくなかったのです。いえ、無償の愛な感じなのですが、でも、「愛みたいな感じだよねー」という捉えられ方をする詩は作りたく なくてですね(別にまあどんな解釈の仕方でも嬉しいのですが)っていうか何言っているんでしょうねごめんなさい変な人が言う言葉だと思って受け流して下さ いな!!

 ま、とりあえず「愛」を使わずに私が好きな愛の形を示してみたよというか。っていうか前々から色々と模索してるんです頑張ってますはい。
 まあでも、こんな風な愛にあこがれたりすることはないかも。
 単に好きなだけ。うーん、やっぱり自分で何を言っているのか分からんぞな。

ある寒い冬のこと。

 ある寒い冬の始まったころのこと、
 彼女は笑って呼びかけました。

 ああ、初めまして雪だるまさん。
 今年は誰に作ってもらったの?


 ある寒くなりすぎたころのこと、
 彼女は泣いて叫びました。

 ああいってしまうのねお母さん。
 これから私は一人なの?


 ある寒い冬の終わりかけのころのこと、
 彼女は見上げて呟きました。

 ああ終わってしまうのね寒い冬。
 また新しい季節がくるのでしょう?


 そしてある暖かい朝のこと、
 彼女は芽吹きながら言いました。

 ああ始まったのね私の春。
 この命が尽きるまで、咲いていても良いのでしょう?


 そして、その次のある寒い冬のころのこと。
 彼女は――……。

三千世界の彼方

 外へ出ると一面白の雪の世界――、そんな所へ行きたいものだ。
 戸を開くとその願いをあざ笑うように、暖かい風が吹き付けてきた。さんさん光る日の下で、蒲公英がのほほんと日向ぼっこをしている。
 ――おお、起きなすったね若旦那。夢の世界は良かったですかい。
「ああ良かったよ。お前の莫迦面を見ると、その気持ちも冷めてしまったがねぇ」
 ――そりゃあ残念なことで。
 ほっほ、っほ、っと。
 蒲公英の爺は笑う。
 雪景色の夢を見ていた自分のことさえ莫迦らしくなって、私は苦笑いをする。
「ああそうだ、知っているかい蒲公英よ」
 ――何でぃ、若旦那。
「北の国ではねぇ、雪というものが降るそうだよ」
 ――雪ィ? また若旦那は勉学のお話かい。難しい話は嫌いだよ、俺は。
「ハハハ、難しい話ではないのだけども。まあでも、お前の頭なら何でも難しいのかねぇ」
 ――そりゃあそうだ、若旦那とは頭の大きさからして違うからなぁ。
 ほっほ、っほ、っと。
 蒲公英の爺は笑う。
「しかもねぇ、その雪に、植物は潰されて、見えなくなってしまうのだそうな」
 ――おお、そりゃあ怖いのだねぇ。此処になくて、良かったってもんだい。
「そうだよ。此処が暖かくて、良かったんでさ……」

 ほっほ、っほ、
 ほっほ、っほ、
 ほっほ、っほ、っほ、っほっほっほ、
 蒲公英の爺は笑う。

「全く、今日も平和なことだねぇ」
 ――そりゃそうさぁ。何も起こりゃあしねぇよ。

 ほっほ、っほ、
 ほっほ、っほ、
 ほっほ、っほ、っほ、っほっほっほ、

 蒲公英の、爺は笑う。

後書

ほっほ、っほ……いえ、嘘です。すいません。はい。

あまりに「ほ」が出すぎて「ほ」という文字を認識できなくなった方もおられるのではないでしょうか。ハハハ。

こういうお兄さんは好きです。というか大好きだ!

蒲公英の爺は……ノームみたいな感じですかね、イメージ的に。森の太った小人的な。あ、蒲公英ってタンポポの漢字バージョンです。

気泡

――泡は浮上していた。


彼らはただ一心に、水面から球の曲面を晒してぱちんと弾ける事の出来る日を夢見ていた。
彼らの目的はそれだけで、他には何も付け入る暇がなかった。

ただ、
  深い藍色の水の中で、
  自らが上であると信じる方向へ 上がっていく だ け であった。


時には、己の行く方向と違う方へ行く泡達と遭遇する事もあった。
 もしかしたらそちらの方角が正解かもしれない、という憂鬱は彼らにはなかった。

それだけに、
彼らは自らの 「 水 面 」 を信じていたのである。


――泡は浮上していた。


いつか、水面にでて、
 パチンと弾ける日を夢見て。

後書

昔絵日誌で書いたもの。そのまま転載した恥知らずが此処にいますどうも。

ちょっと文字の位置とか変えて読みやすくしてみましたなーんて嘘です読みにくくてすみませんゲホゲホ。

で、真面目に後書きすると、正直言うことがないというのが本当です(これは真面目とは言いません)。

とりあえず、まあ……、何か、いつものような詩です。

God

たとえばあいしかたにはふたとおりあって。
そのなかであなたはあちらのほうをえらんだ。
けれどわたしにふさわしいのはこちらのようにおもえたので
わたしはなにもためらうことなくこちらをえらんだ。
あなたはわたしをさがしていてわたしはあなたにひきよせられた。
あなたはわたしのことをどっぷりときにいった。
わたしはあなたのことをすこしだけあいした。
そうするとふたりのやりかたにはすこしずれがうまれる。
わたしはちょっとだけそれをしっていた。

たとえばあいしたかにはふたとおりあって。
そのなかであなたはあちらのほうをえらんだ。
あなたはうそをつくことなくあのひとをあいしていた。
けれどわたしにふさわしいのはこちらのようにおもえたので
わたしはなにもためらうことなくこちらをえらびつづけていた。
わたしはほんとうをつたえることなくあのひとをみていた。

あなたはあのひとをまだおっている。
わたしはあのひとをまだみつめている。
あなたはあのひとがきてくれないきてくれないとないている。
わたしはあのひとをきょうはみつけることができなかったとこころのなかでざんねんがる。
あなたはあのひとをみているみているみている。
わたしはあのひとのことをかんがえているかんがえているかんがえている。

ふたりのやりかたはとてもちがう
あなたにはわたしのきもちはわからない。
あなたはいったね、みつけたとおもったけれどあなたはなかまじゃないと。

それでもわたしはあなたのことをすこしだけあいした。


後書

「あの人」の愛し方についての詩です。
というかなんというか、やっぱり私の詩は平仮名じゃなくて漢字で書いた方がいいかなあ……。
解説の必要なしかとは思いますがGod=神です。此処には何の意図もなく、ただ神さま、という意味だけ込めています。

平仮名詩は難しいですがスペースキーを押さなくてもいいという点でみるととても楽です。

絵本の題名

はてさて私の掴んだ物は
たった一つの絵本でござい
なんともなんともつまらない
ただの一つの絵本でござい

はてさて誰に届けよう
私が持っても邪魔なだけ
なんともなんともつまらない
絵本は誰に届けよう

はてさて私の進んだ道は
なんとも滑稽しばらく滑稽
なんともなんとも面白い
ただの一つの人生でござい

はてさて誰に伝えよう
知らせず死ぬのはあまりに惜しい
なんともなんとも面白い
人生だれに伝えよう

後書

昔からピエロが好きで、今もとてもピエロが好きです。

廃墟にいるピエロ、空を飛ぶピエロ、ジャングルの中のピエロ。そんな所にピエロがいるはずもないのですが、それでも私はそんなピエロ達が大好きでし た。

正直、本物のピエロを見たことは一度しか無いんですが、その情景よりも、人の心にずっと居座っている「ピエロ」に心を惹かれているみたいです。

小さい頃には神様が守ってくれて、大人になるにつれ一人で歩きなさいと独り立ちさせられると聞いたことがあります。でもピエロは守ってくれるわけ じゃないので多分ずっといるような気がします。

守ってくれるわけじゃないなら、なんのためにいるんだ、という話なのですが。そこがピエロの滑稽さだと思うわけです。

女神達は差し出した

女神たちは地に落とされた人間たちの前に現れました。


最初は呪いの女神がいいました。
「貴方には誰かを呪う権利があります、その代わり誰かに呪われる危険を負うでしょう」

次に幸せの女神がいいました。
「貴方には幸せになる権利があります、その代わり時たまに貴方は不幸になるでしょう」

そして美貌の女神がいいました。
「貴方には美しくなる権利があります、その代わり貴方は年をとれば老いるでしょう」

人間たちはうなずきます。
最後の女神に目を向けました。

祝福の女神はいいました。
「私自身は、貴方達に何も与えません。けれど、私は呪いの女神と幸せの女神と美貌の女神に貴方達を祝福させるでしょう。ですから貴方のお手隙の時にでも、 どうぞ私たちを祝福して下さい。これは私たちの権利です」

後書

女神と人間の会話みたいなのが書きたかったので。

白い訃報


それは穏やかな午後のことだった。
白い鳩は紫色の空を滑空して訃報を私に伝えてきた。
何処かで知らない鳥が鳴くのが聞こえた。
耳をふさぎたくなるような高音の鳴き声は、嬉しいのか哀しいのかどちらとも取れなかった。

次の日に蒸したような暑さの中で葬儀は行われた。
太陽は高くて棺からは遠かった。
葬儀屋は具合を悪くして早退してしまった。
死者は何故か若々しい顔つきをしていた。

大きくベルがかき鳴らされた。
どこか荘厳だという気がしていた。
馬鹿馬鹿しいほどあっけなかった。
手順と仕来りで凝り固められた式を見て気づいた。

弔いは生きている人の為のもの。
鎮魂歌は歌わない、貴方は何よりそれが嫌いだったから。
死者の相手はきっと天使がするだろう。
私達はせめて地上の悪魔にならないように祈るだけ。

――そうして大きな棺は土の中へ消えてしまった。


”貴方の見る夢が幸せでありますように”
”貴方の上の十字架が重くありませんように”

沢山の、貴方の為に祈りを捧げる人達の中で、
ようやく自分を思い出した。

”さようなら”
”ありがとう”


空には鳩がいて、紫色の空を滑空していた。
まだ埋められたばかりの穴から土の香りがしていて、
足元を今バッタが飛んだ。

それは穏やかな午後のことだった。


後書

ニコッとの方から転載です!

以下にニコッとのコメントも転載。暗いです注意。

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10/02/26 *退廃色を思い浮かべながら。

誰かが死ぬというのはとてもやりきれなくて、昔はどう対応したらいいのか分かりませんでした。そして今も分からずにいます。
特に夢と才能と、そして努力した過去とを持ち合わせていた人が亡くなってしまうのは本当に辛いことで。

私は昔から、卒業式もそうなんですが、みんなが泣いている所で一緒に泣くのが苦手でした。苦手というか、別にそうしたくないわけではないんですが、何故か 出来ないと言う方が正しいのかもしれないです。
だから自室に戻ってから、弔いの言葉を告げていく人がみんな居なくなってから、静かに声を殺して泣いていました。

何故だかよく分からないけれど、弔いの方法というのは皆それぞれ違っていて、たまたま私の弔いはそういうものだったんだろうと思います。

私が一番愛しているのは多分芸術で、その中でも文学です。
けれど、棺の前では何も語りません。ただ人よりも長い時間、それを見つめているだけです。そうしてかけたことのある言葉と言えば、「ありがとう」「さよう なら」の二つぐらいだということに気づきました。


”本当にありがとう”
”哀しいけれど、さようなら”

Eden


きれいじゃないのきれいじゃないの、
此処は何処?
とっても不思議なところに来たわ。
ねえねえ此処は何処なの私はだあれ?
母親は夕陽色のカクテルを飲んで死んだ、
父親は金色の本を読んでそのまま石化。
きれいじゃないのきれいじゃないの、
貴方はだあれ、此処は何処?
こころなしか寒くて辛いの、
床がとってもつめたくて氷みたいよ
ねえねえ此処は何処なの、此処はどこなの。
早く私を助けてよ、
此処に居るの、ずっと居るのよ、
私本当に貴方が大好き
だから早く教えて、此処は何処なのねえお願い
この素敵な骨を貴方にあげる
だから私を許して、はやく忘れて何処かにやって
此処は何処、私はねえだれなの



早く私を返して、あの美しい林檎のなってる楽園に


後書

素敵なメッセージを頂いたので、テンション上がって書いた詩です。単純です。
いつもよりも使いやすい詩だと思います。……一応素材のつもりで書いてるからね!!一応!!

ねえお前は、

すれ違いざまの虚言
囁いても君の為にならない
とりあえず重ねてはみただけ
こんなものが何になるというの

妄言に笑う男
だけど嘘をつくしかないじゃないか
ウォークマンから聞こえるドラムの音が私を強く動かしてる

なあお前と私って似てるだろう?
ちょっとぐらい分け与えてくれよ、減ったってどうってことないじゃないか。
なあお前は十分もう幸せだろう?
ちょっと守ってくれるだけでいいんだ、ほんのちょっと、三秒ぐらいでいいんだ

てのひらが描けなくて破り捨てたケント紙
イーゼルはネジを失って崩れかけた

私はそんなに嫌いじゃなかったよ
だからなあ、ねえお前、ほんのちょっとでいいんだよ。

後書

うわー……書くことないな(いつもと同じ。

眠りの花

グラスは満たされることを知らず、溢れる液体が私を孤独にさせる。
薔薇は散ることを知らずに咲き誇り過ぎて、庭師はとうとうブルドーザーを動かした。

白い飴は美味しくて、ねえもうひとつだけ頂戴よ
鏡に映る自分の顔がだいきらい
真似をしないで、こっちに来るのはワインが飲めるようになってから

愛されていないことなんて最初から知っていた
でも本当は少しだけ期待してたんだ

期待なんてしたら裏切られることなんて知っていたよ、
君が何と言おうと私は知っていたんだ

甘い何かが欲しいの、溶けて心の中に落ちて、そうして全て忘れてしまえるような

みんな私を愛してくれるようになるのは私が愛さなくなってから
ねえどうしてそうタイミングが悪いの?
私はもうずっと前に、貴方をあんなにあいしてたのに!

今じゃなんとも思ってないの、お生憎さま本当なのよ
私を一番に愛して、そうして全部捨てて欲しかった。

ねえ、全部捨てて欲しかった。


後書

というわけで全部捨てて愛してくれますk(阿呆

第一連が気に入ってます。最後の方になるにつれよく分からなくなるのは仕様です。

盲人の帽子はシルクハット

消えそうになる意識の泡、こぼれる瞬間に歪んで形をとりもどす
彼らの理由は単純解明、白の向こうは刻まれそうで怖いから
足音なんて聞こえるほうがおかしいの、秒針の音がするからここにいる

つまらないローリングプレイングゲームなんてさっさとリセット
箱は詰まれて、迫られた天井は笑ってる

ケーキをつぶして蟻を呼ぶ
彼女の指は細くて白い

あなたの言葉がひとつだけほしいの
今までのこと全部、ねえ嘘でも本当でもどうだっていいふりするから
間違いも欺瞞も一滴さえ含まないような凄い真実、

さあその口からつむぎだして


後書

なんていうか…年を追うごとに詩が下手になっている気がします。(元から上手くありませんけどねゲホゲホ)

人を熱狂させるような、というとちょっと暑すぎますが、そんな詩をかきたいです。

草案

どこかが痛い。

手を伸ばしかけて堅くなった、その爪の先を疑ってみるが痛くない
一歩進もうと踏み出しかけた、その膝の頭を疑ってみるが痛くない

開いた手のひらは痛くない。


どこかが熱い。

声を出そうとして押し詰まれた、喉の奥を疑ってみるが冷めている
振り向こうとして凍り止まった、首の骨を疑ってみるが冷めている

開いてみた目は熱くない。


ようやく体が動いた。
手を伸ばし一歩進み声を出して振りむいて目を開く、

あなたはここにいたの

後書

ちょっと簡単に。いつかもうちょっとましにします。